特集 画像!-エキスパート直伝 産婦人科画像診断-
(第4章)腫瘍 子宮頸がん
加藤 扶美
1
,
竹中 淳規
,
三田村 卓
1北海道大学病院 放射線診断科
キーワード:
MRI
,
子宮頸部腫瘍
,
腫瘍進行度
,
腫瘍侵入性
,
腟腫瘍
,
直腸腫瘍
,
膀胱腫瘍
,
癌取扱い規約
Keyword:
Urinary Bladder Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Rectal Neoplasms
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Neoplasm Staging
,
Neoplasm Invasiveness
,
Vaginal Neoplasms
pp.335-345
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021180209
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<Point!>・これまでの「子宮頸癌取り扱い規約」の進行期分類とFIGO2018に準拠した新たな「子宮頸癌取り扱い規約」の進行期分類の大きな違いは、IB期の亜分類の変更とリンパ節転移を伴うIIIC期の新設である。・子宮頸がんの局所深達度評価にはMRIが用いられ、T2強調像が診断の基本となる。拡散強調像は病変部と正常組織のコントラストが高く、傍組織浸潤の診断能向上が期待されているが、ピットフォールもあることを知っておくべきである。・MRIによる傍組織浸潤の診断は、頸部間質(stromal ring)の断裂と傍組織への腫瘍の突出で行うことが原則だが、外向性発育を示す腫瘤の場合はstromal ringの外側に腫瘤を形成するため注意が必要である。
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