症例
子宮頸部細胞診ASC-USでハイリスクHPV検査が偽陽性を示した1例
高崎 和樹
1
,
伊藤 翼
,
高田 美乃莉
,
鳥越 俊彦
,
真野 佳典
1自衛隊札幌病院 産婦人科
キーワード:
コルポスコピー
,
偽陽性反応
,
子宮頸部腫瘍
,
集団検診
,
鑑別診断
,
腟スメア
,
パピローマウイルス感染症
,
子宮頸部異型扁平上皮細胞
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Mass Screening
,
Vaginal Smears
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Colposcopy
,
False Positive Reactions
,
Atypical Squamous Cells of the Cervix
,
Papillomavirus Infections
pp.1467-1470
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021055015
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子宮頸部細胞診でASC-USと判定された場合、ハイリスクHPV検査を行うことは選択肢の1つである。今回、子宮頸がん検診でASC-USと判定され、ハイリスクHPV検査を施行したが、偽陽性を示した1例を経験した。組織診で異形成が疑われたが、HPVタイピング検査が陰性のため、ハイリスクHPV検査が偽陽性と判断し、組織診の再検で異形成は否定された。HPV検査が偽陽性を示す可能性について留意する必要がある。
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