特集 妊娠糖尿病の理解を深めよう
妊娠糖尿病患者の子どものフォローアップ
菊池 透
1
1埼玉医科大学 小児科
キーワード:
肥満
,
妊娠糖尿病
,
小児の健康
,
糖尿病母体児
Keyword:
Obesity
,
Child Health
,
Diabetes, Gestational
pp.551-556
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020274452
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Hyperglycemia and Adverse Pregnancy Outcome Study Follow-up Study(HAPO-FUS)が発表され、妊娠糖尿病母体から出生した児は、10歳以降に肥満や耐糖能異常になりやすいことがあきらかになった。しかし、この結果は海外の研究であり、日本人を対象にした疫学研究の遂行が急務である。一方、日本には、すでに乳幼児期から小児期にかけて定期的な身体計測をするシステムが構築されている。そこに妊娠糖尿病母体の情報を関連させることによって、その児の肥満予防が期待できる。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.