特集 インフルエンザ診療スキルアップのための最新レビュー
抗インフルエンザ薬の最新レビュー 抗インフルエンザ薬の予防投与としての選び方・使い方 投与の対象者と有効なタイミングとは
新庄 正宜
1
1慶応義塾大学 医学部小児科
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
抗ウイルス剤
,
院内感染
,
化学予防
,
家族内感染
Keyword:
Antiviral Agents
,
Cross Infection
,
Influenza, Human
,
Chemoprevention
pp.269-274
発行日 2017年12月10日
Published Date 2017/12/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2018048694
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インフルエンザ患者と接触した後の予防投与(接触後予防投与)は保険適用外であるが、承認されている家族内の発症予防のみならず、施設内の感染対策でもしばしば行われる。オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビルいずれによる接触後予防投与も有効(予防効果60~90%)で、一般に副反応も容認できる範囲である。予防投与の適応ありと判断された接触者には、発端者がインフルエンザであると判明した時点で、速やかに投薬する。
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