特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
II 感染症
31.インフルエンザと抗ウイルス薬・抗菌薬
佐藤 晶論
1
1福島県立医科大学 小児科学講座
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
抗ウイルス剤
,
抗感染剤
,
診断用試薬キット
,
Oseltamivir
,
Zanamivir
,
禁忌(治療)
,
Peramivir
,
インフルエンザウイルスA型H1N1亜型
,
Laninamivir
Keyword:
Anti-Infective Agents
,
Antiviral Agents
,
Influenza, Human
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Influenza A Virus, H1N1 Subtype
,
Oseltamivir
,
Zanamivir
,
Peramivir
,
CS 8958
pp.1576-1577
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086303
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- 文献概要
現在,日本で投薬可能な抗インフルエンザ薬には,経口内服薬であるオセルタミビル,吸入薬であるザナミビルとラニナミビル,唯一の注射薬であるペラミビルがあり,いずれもウイルスノイラミニダーゼ(neuraminidase:NA)の酵素活性を阻害することで抗ウイルス効果を発揮する.一般のインフルエンザ診療では,医師の判断によりこれら4 種類のNA阻害薬から1つを選択して抗ウイルス療法が行われることが多いが,インフルエンザの流行を担っているのは小児であり,NA阻害薬について理解を深めることは小児科医にとって重要である.
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