【連載】映画と、生きるということ(24)〈最終回〉
親と子、家族の思い 『LION/ライオン~25年目のただいま~』
宇梶 智子
1
1医療法人社団 一心会初富保健病院 看護部長/認定看護管理者
pp.62-63
発行日 2025年11月20日
Published Date 2025/11/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002402
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ストーリー
1986年、5歳の少年〈サルー〉は、母親の〈カムラ〉と兄の〈グドゥ〉、妹の〈シェキラ〉とともにインド中部の貧しい農村で暮らしていました。母子家庭で育ったサルーと兄のグドゥは、幼いながらも懸命に働き、母親と妹を支えていました。ある日、2人は仕事を探しにカンドワ駅(インド中部の駅)に出かけたところ、はぐれてしまいます。迷子になったサルーは停車中の回送列車に乗り込み、兄を必死に探しますが、疲れ果てて眠り込んでしまいました。そして誰にも気づかれないまま列車が発車し、1,600キロも離れた大都市カルカッタ(現コルカタ)へと運ばれてしまうのです。
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