【連載】映画と、生きるということ(6)
誰かにとって、かけがえのない存在 『梅切らぬバカ』
宇梶 智子
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1医療法人社団 一心会初富保健病院 看護部長/認定看護管理者
pp.64-65
発行日 2024年5月20日
Published Date 2024/5/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001489
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主人公の山田珠子は自宅で占い業をしながら、自閉症の1人息子の “忠(ちゅう)さん” と、2人で暮らしています。忠さんの父親が植えたという庭の梅の木は、人通りの妨げになるほど枝が伸び放題で、近所の人々や隣人の里村から苦情を受けています。それでもなぜか、珠子は枝を切らないでいました。
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