特集 これで解決! 臨床化学検査のピットフォール
(CHAPTER 03)検査工程(analytical phase)のピットフォール
(SECTION 02)異常検体 4)Pick up! 異常反応を低減する機器・試薬のアイデア (2)攪拌・洗浄機構
中沢 隆史
1,2
1株式会社日立ハイテク ヘルスケア事業統括本部 ヘルスケアソリューション事業部
2ヘルスケア事業戦略本部 臨床検査ソリューション部
pp.1411-1413
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/mt53131411
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攪拌機構とモニタリング
一般的な化学分析において,精確な分析を行うために攪拌は重要である.生化学自動分析装置では血清・尿・脳脊髄液などの試料,化合物や抗体などを用いた多様な試薬が使用されており,その液性(粘度や表面張力)もさまざまである.生化学自動分析装置はこれらを均一に攪拌する性能が求められるため,分注機構による吸引・吐出の繰り返し(ピペッティング),攪拌棒の形状,攪拌強度,溶液に非接触な超音波を用いた方法など,各装置メーカーは工夫を凝らしている.
生化学自動分析装置において攪拌が正しく行われているかを見分けるために,反応過程を活用できる.一般的に,攪拌が正しく行われなければ反応溶液内部で濃度むらが生じるため,これが反応過程(吸光度)の揺らぎとして現れることが多い.

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