技術講座
Volumetric法による弁逆流の定量評価の精度をどう保つか
内藤 博之
1
1医療法人社団日高会 日高病院 臨床検査室
pp.1033-1038
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/mt52101033
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◎弁逆流が明らかな軽度もしくは明らかな重度以外の場合には,可能な限り定量評価を行う必要がある.
◎Volumetric法の基本的な考え方は,断層心エコー図法による左室容積計測から求めた総一回拍出量と,ドプラ法により求めた前方一回拍出量から逆流量を算出する,というものである.
◎Volumetric法は計測項目が多く誤差要因も多いが,計測項目自体はルーチンで行っているものがほとんどであるため,日常的に精度管理を行うことが大切である.
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