リハビリテーション科医師に必要な診察,評価手技
3.身体機能 歩行速度(TUG, 6MWT, BBS, SPPB)
西山 一成
1
,
西村 行秀
1
1岩手医科大学医学医学部リハビリテーション医学講座
キーワード:
身体機能
,
Timed Up and Go test
,
6分間歩行テスト
,
Berg Balance Scale
,
Short Physical Performance Battery
Keyword:
身体機能
,
Timed Up and Go test
,
6分間歩行テスト
,
Berg Balance Scale
,
Short Physical Performance Battery
pp.480-485
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr033050480
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに 歩行(移動)はBarthel Index(BI)やFunctional Independence Measure(FIM)の評価項目にも含まれる主要な日常生活動作(activities of daily living;ADL)の1つである.高齢者の歩行速度がADL障害や転倒リスク,さらに生存率と関連すること等が報告されている 1, 2).歩行速度の計測には一定のスペースこそ必要だが,特別な機器を必要とせず簡便である.リハビリテーション治療において診断や治療効果の判定として歩行速度,身体機能を計測する機会は少なくない. 疾患非特異的な身体機能評価の項目であるBerg Balance Scale(BBS),Timed Up and Go test(TUG)等は超高齢社会を反映し,リハビリテーション関連雑誌における使用頻度は増加している 3).Short Physical Performance Battery(SPPB), 6分間歩行テスト(6MWT)も臨床,研究に広く使用されるようになっている.
Copyright© 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.