連載 医療における生成AIとDX・Vol.10
生成AIと個人開発で加速する医療DXの現実解
-――小さく始めて確かめる医療の課題解決パラダイムシフト
福島 裕介
1,2
Yusuke FUKUSHIMA
1,2
1株式会社quai代表取締役
2藤沢湘南台病院 循環器内科部長
pp.1031-1035
発行日 2026年3月14日
Published Date 2026/3/14
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296111031
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POINT
・AIは単なる業務効率化ツールではなく,自らの能力を拡張するパートナーである.この思想と自然言語で開発する「Vibe coding」の登場が,コストや人材不足で停滞していた医療DXを,医療従事者自身が主導するボトムアップ型の変革へと転換させた.
・Vibe codingは,専門的なプログラミング経験がなくてもAIとの対話でアイデアを形にできる開発手法である.これにより開発のハードルは劇的に下がり,誰もが現場の課題に基づいたツールを自ら生み出せる環境が整った.
・医療DXの核心は,現場の課題を個人が “小さく,早く” 解決し始めることにある.AIが作る論理的な基盤に,人間の経験や倫理観を融合させることで,患者に寄り添う真に価値あるイノベーションが生まれる.

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