特別編 -――病院建築におけるコンサルティング

病院とコンサルティング

　現在の病院は，社会背景や医療政策の変化などに対応し，求められる質の高い医療の提供に努めるだけでなく，健全な病院運営を継続するための経営面にも注力しなくてはならない．しかし，更新される医療法の改正による制度改革は複雑化しており，医療者自身がそれらすべてを把握し，経営を勘案しながら運営に反映させることには困難が多い．何より経営面に捉われ医療者として患者と向き合うという本質的な役割が損なわれては本末転倒となる．