Japanese
English
TOPICS 血液内科学
抗凝固療法とその中和のポイントを知る
Anticoagulation therapy and its neutralization points
朝倉 英策
1
Hidesaku ASAKURA
1
1金沢大学附属病院血液内科
pp.999-1000
発行日 2024年3月23日
Published Date 2024/3/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28812999
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抗凝固療法の位置づけ
血栓症の発症を抑制する治療を,抗血栓療法と称している.抗血栓療法は,抗血小板療法(アスピリンなど),抗凝固療法〔ワルファリン,直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant:DOAC)など〕,線溶療法(tPAなど)に分類される.抗血小板療法は血流の速い環境下で発症する動脈血栓症に,抗凝固療法は血流の遅い環境下で発症する静脈血栓症(深部静脈血栓症,肺血栓塞栓症など)に対して用いるのが基本的な考え方である.
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