Japanese
English
連載 救急で出会ったこんな症例――マイナーエマージェンシー対応のススメ・Vol.1
トゲが刺さった!
-――対応と合併症
Puncture wound with subcutaneous foreign body, treatment and complication.
鷹栖 相崇
1
Tomotaka TAKANOSU
1
1自治医科大学医学部救急医学講座・救命センター
キーワード:
皮下異物
,
エコー
,
軟部組織感染症
,
破傷風
Keyword:
皮下異物
,
エコー
,
軟部組織感染症
,
破傷風
pp.836-841
発行日 2023年3月11日
Published Date 2023/3/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28410836
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
◎皮下異物は世界共通でよくある主訴である.特に棘やガラスが多く目視できるものは速やかな摘除ができると思われるが,そうもいかない場合がある.ガラスのような不活性物質は患者の訴えがなければ経過をみてもよいが,棘のような有機性物質はゆくゆく炎症や感染を起こす可能性が高いため速やかな摘出が求められる.X線での異物検出には限界があったが,近年では超音波を検査と治療に併用することが有用と報告されつつある.破傷風予防接種がされていないならば予防を行いフォローを行うことが重要である.
Copyright © 2023 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.