Japanese
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特集 ウェアラブルデバイスと未来の医療
オンライン医療の現状と医療DXの展望
Current status of telemedicine and prospects for medical DX in Japan
稲生 優海
1
,
豊田 剛一郎
1,2
Yumi INOO
1
,
Goichiro TOYODA
1,2
1株式会社メドレー事業連携推進室
2東北大学
キーワード:
オンライン診療
,
オンライン服薬指導
,
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
診療報酬改定
,
医療情報
Keyword:
オンライン診療
,
オンライン服薬指導
,
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
診療報酬改定
,
医療情報
pp.1059-1063
発行日 2022年9月17日
Published Date 2022/9/17
DOI https://doi.org/10.32118/ayu282121059
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株式会社メドレーは,「医療ヘルスケアの未来をつくる」とかかげ,テクノロジーを活用した事業やプロジェクトを通じて “納得できる医療” の実現を目指している.2016年より,オンライン診療システムである “CLINICSオンライン診療” を提供して以降,さまざまな医療プラットフォーム事業を展開してきた.2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に対する特例措置は,日本のオンライン診療に大きな影響を及ぼした.2022年に指針や診療報酬が改定されたことにより,特例措置下のオンライン診療の要件がおおむね恒久化された.またオンライン服薬指導においても,2022年3月の薬機法改正通知により,特例措置下のオンライン服薬指導の要件が恒久化された.オンライン医療についての制度は整理されてきたが,日本の医療デジタルトランスフォーメーション(DX)には課題が多く残る.なかでも,医療情報の共有に向けた標準化の整備は,日本の医療において早急に解決が求められる課題のひとつであり,早急な体制作りが望まれる.
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