臨床経験
繰り返す失神に難渋した大腿骨頸部骨折術後症例に対するリハビリテーション治療経験
澤 良輔
1
,
橋本 圭司
,
古川 俊行
,
依田 光正
,
川手 信行
1昭和大学 医学部リハビリテーション医学教室
キーワード:
事故防止
,
失神
,
大腿骨頸部骨折
,
転倒・転落
,
低血圧-起立性
,
リハビリテーション
,
失神-血管迷走神経性
,
股関節置換術
,
起居動作
Keyword:
Femoral Neck Fractures
,
Accident Prevention
,
Accidental Falls
,
Hypotension, Orthostatic
,
Rehabilitation
,
Syncope
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Syncope, Vasovagal
pp.99-102
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2023087474
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起立性低血圧や精神的負担が要因となって失神を繰り返したことで離床訓練に難渋したが、通常の回復期リハビリテーション治療に加え、ベッドサイドに失神に対する注意喚起の書面(「ぼーっとしたら、しゃがむこと」「立ったらまず、足踏みすること」)を置くといった病棟生活での工夫を行うことで、自宅退院に至った大腿骨頸部骨折術後症例(71歳女性、受傷後11日目に右側人工股関節全置換術を施行後、術後21日目に当院へ転院)について報告した。
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