臨床研究
脳卒中後、回復期リハビリテーション病棟に入院した高齢者のビタミンD値の変化
小松 典子
1
,
青野 宏冶
,
正門 由久
1多摩丘陵病院 内科
キーワード:
Vitamin D
,
ビタミンD欠乏症
,
病院給食
,
入院患者
,
片麻痺
,
回復期病院
,
脳卒中
,
日光浴
,
脳卒中リハビリテーション
,
リハビリテーション病院
Keyword:
Vitamin D
,
Vitamin D Deficiency
,
Hospitals, Rehabilitation
,
Food Service, Hospital
,
Stroke Rehabilitation
,
Hemiplegia
,
Hospitals, Convalescent
,
Inpatients
,
Sunbathing
,
Stroke
pp.652-655
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021218839
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目的◆回復期リハビリテーション(以下リハ)病棟に入院した高齢者のビタミンD[血清25(OH)D(ECLIA)]値の入院中の変化について検討した。対象と方法◆対象患者は脳卒中後のリハ目的に入院した65歳以上の男女の患者で25(OH)D値の入院時と退院時の値とその変化について検討した。結果◆対象患者は入院時および退院時ともに25(OH)D値は全員が充足していなかった。入院時に25(OH)D値が比較的低値の患者は退院時までに25(OH)D値が改善し、値が比較的高値の患者は退院時にかえって低下する傾向がわかった。考察◆25(OH)D値は入院中の食事管理だけでは充足まで改善することは困難である。充足まで値を改善するためには、食事以外の紫外線等の要因の影響も検討する必要があると考えられる。
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