臨床経験
両側骨盤部分半截術後に作製した装具とリハビリテーションにより自宅退院につなげた一例
上塘 彩子
1
,
林 稔
,
徳中 亮平
,
吉田 有希
,
辰田 紗世
,
佐々木 淑恵
,
櫻井 敬市
,
藤戸 誠一
1前橋赤十字病院 形成外科
キーワード:
機器のデザイン
,
車椅子
,
骨盤
,
肢切断術
,
褥瘡性潰瘍
,
デブリードマン
,
皮膚移植
,
リハビリテーション
,
労働災害
,
体幹装具
,
退院指導
,
ソケット(人工器官と補綴物)
Keyword:
Skin Transplantation
,
Wheelchairs
,
Debridement
,
Pressure Ulcer
,
Equipment Design
,
Amputation, Surgical
,
Pelvis
,
Accidents, Occupational
,
Rehabilitation
pp.203-207
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021134779
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
仕事中の事故による両側下腿壊死に対する両側骨盤部分半裁術を施行し、治療と並行して体幹装具、骨盤ソケットの作製とリハビリテーション(リハ)を行ったことで、自宅復帰へつなげることができた症例(20歳男性)について報告した。体幹装具を作製、着用することで植皮部(仙骨、尾骨)の免荷、起き上がり時の疼痛の軽減、車椅子上での姿勢保持および車椅子移乗が可能になりリハを進めることができ、さらに骨盤装具を作製、着用することで、体幹装具では難しい上肢の筋力トレーニングや普段の移動が容易となった。
Copyright© 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.