臨床経験
リハビリテーション病院においてセフトリアキソン2g/日の5日間の投与で偽胆石を生じたパーキンソン病の1例
中西 俊人
1
,
徳永 誠
,
石塚 恵未
,
下原 朋美
,
渡邊 進
,
中西 亮二
1寿量会熊本機能病院 リハビリテーション科
キーワード:
Ceftriaxone
,
Ursodeoxycholic Acid
,
胆道疾患
,
日常生活活動
,
Parkinson病
,
肺炎-誤嚥性
,
リハビリテーション
,
廃用症候群
,
リハビリテーション病院
,
機能的自立度評価法
,
胸部CT
Keyword:
Ursodeoxycholic Acid
,
Hospitals, Rehabilitation
,
Biliary Tract Diseases
,
Ceftriaxone
,
Pneumonia, Aspiration
,
Parkinson Disease
,
Activities of Daily Living
,
Rehabilitation
pp.89-92
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021129832
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81歳男。誤嚥性肺炎に対してセフトリアキソン(CTRX)2gを5日間点滴した。点滴終了7日後に胸部CTを施行したところ、点滴開始前には認めなかった胆石が出現していた。点滴終了3週後の腹部エコーで胆石は消失していたことから、CTRX投与による偽胆石と診断した。偽胆石の危険因子として臥床や絶食、低アルブミン血症などが報告されており、これらの因子をもつ高齢者が多く入院するリハビリテーション病院ではCTRXによる偽胆石に注意が必要と考えられた。
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