基礎講座
血液粘弾性検査の基本
大友 直樹
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院 輸血・細胞治療センター
キーワード:
トロンボエラストグラフィー
,
血液凝固
,
血小板
,
血小板機能検査
,
線維素溶解
,
輸血
,
アルゴリズム
,
診断用機器
,
臨床検査技師
,
専門職の役割
,
周術期
Keyword:
Thrombelastography
,
Medical Laboratory Personnel
,
Blood Transfusion
,
Blood Coagulation
,
Diagnostic Equipment
,
Fibrinolysis
,
Algorithms
,
Blood Platelets
,
Platelet Function Tests
,
Professional Role
,
Perioperative Period
pp.1172-1177
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2024033649
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◎血液粘弾性検査は,全血サンプルで凝固機能,血小板機能,線溶系を経時的に測定するもので,POCT(Point-of-Care Testing)により,手術室や救急外来などにおいて活用されている.◎血液粘弾性検査を血液製剤の準備や投与タイミングの指標として活用することで,周術期輸血の最適化も期待される.◎臨床検査技師が日々の精度管理やメンテナンスを実施することで,信頼性の高い結果を提供できると同時に,周術期の正確な輸血状況の把握,患者誤認や血液製剤の供給遅延の防止に寄与できる.
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