特集 これで安心!危機的出血の輸血戦略
臨床現場から輸血部に求めること 産科医の立場から
松永 茂剛
1
1埼玉医科大学総合医療センター 産婦人科
キーワード:
血液凝固異常
,
血液凝固検査
,
分娩後出血
,
Fibrinogen
,
線維素溶解
,
専門職間人間関係
,
輸血
,
リスク
,
バイタルサイン
,
ポイントオブケア検査
,
産婦人科医
Keyword:
Blood Transfusion
,
Blood Coagulation Disorders
,
Blood Coagulation Tests
,
Fibrinogen
,
Fibrinolysis
,
Point-of-Care Testing
,
Postpartum Hemorrhage
,
Interprofessional Relations
,
Risk
,
Vital Signs
pp.1068-1073
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023000044
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
産科危機的出血は妊産婦300人に約1人の頻度で発生するが,発症様式は急速であり重篤な凝固障害を発症する.その本態は低フィブリノゲン血症であると考えられ,POCTなどを用いて低フィブリノゲン血症の早期覚知を行い,一刻も早く凝固障害の正常化を行うことが重篤化を防ぐ最善策であると考えられる.
Copyright© 2022 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.