特集 酵素検査の勧告法および標準化対応法-主要8酵素の現状と課題を整理する
主要8酵素の勧告法 LD(乳酸デヒドロゲナーゼ)
荒木 秀夫
1
1東京未病センターTMC日本橋ラボ
キーワード:
L-Lactate Dehydrogenase
,
血液化学分析
,
指示薬と試薬
,
自動分析
,
臨床化学
,
基準値
,
国際臨床化学会
,
標準化
Keyword:
Autoanalysis
,
Chemistry, Clinical
,
Blood Chemical Analysis
,
L-Lactate Dehydrogenase
,
Reference Standards
,
Reference Values
,
Indicators and Reagents
pp.446-451
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023275572
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LD活性測定は,約30年間JSCC標準化対応試薬で測定されていたが,2020年よりIFCC常用基準法にトレーサブルな試薬への変更が開始され,現在はほとんどの医療機関において変更が完了している.この試薬のpHはアルカリ性であるため,経時的にpHが中性側になることで測定値が乖離する傾向がある.精確な測定値を報告するために,日々の品質保証としての精度管理の取り組みが重要である.
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