特集 今日から役立つ 形態学的検査,がんゲノム検査の検体取り扱い
(1章)病理 ホルマリン固定・パラフィン切片 包埋 神経組織
森藤 哲史
1
,
金羽 美恵
,
安井 寛
,
廣井 禎之
1洛和会音羽病院 臨床検査部
キーワード:
検体取り扱い法
,
神経組織
,
中枢神経系
,
パラフィン包埋
Keyword:
Paraffin Embedding
,
Central Nervous System
,
Nerve Tissue
,
Specimen Handling
pp.1414-1419
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023122083
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<point>◆中枢神経系は脳と脊髄で構成されており,組織中には多量の脂質が含まれる.◆包埋においては可能な限り完全な脱水・脱脂を行い,組織全体にパラフィンを十分に浸透させることが重要である.◆特に中枢神経組織においては大割切片が有用な場合があり,大型ブロックの作製にはより入念なパラフィン浸透処理が必要である.
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