特集 尿沈渣検査からの病態推測と診療へのアプローチ
各種尿沈渣成分-出現背景,推測される病態,診療へのアプローチ 円柱類
千葉 里佳
1
1国際医療福祉大学成田病院 臨床検査科
pp.1227-1233
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.20231204040006
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円柱は,尿細管腔を鋳型として形成される有形成分である.円柱の出現は,尿細管腔に一時的な閉鎖・尿の再流があったことを意味し,腎・尿細管の病態や障害の状態を把握できる尿沈渣成分である.適切な顕微鏡操作を行い,形態的特徴や染色性をよく確認し,各円柱を鑑別することが重要である.
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