特集 尿沈渣検査からの病態推測と診療へのアプローチ
尿沈渣検査からの病態推測と診療へのアプローチに必要なこと
福田 嘉明
1
1日本大学医学部附属板橋病院 臨床検査部
pp.1210-1217
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.20231204040003
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尿沈渣検査は古くから実施されている非侵襲的な検査法で,各種疾患の診断や治療方針の決定,疾患の状況把握や治療効果判定などに用いられており,臨床的意義が高い.鏡検法を行う際には,検査結果などから病態を推測し,可能性の高い成分が「出現するかもしれない」ことを念頭に置きながら検査をすることが重要である.本稿では,尿沈渣に出現した成分から病態を推測し診療へのアプローチにつなげるために必要なこと,また,尿沈渣検査の今後の展望について述べる.
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