特集 これで安心!危機的出血の輸血戦略
臨床現場から輸血部に求めること 救急医の立場から
齋藤 伸行
1
1日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター
キーワード:
病院救急医療サービス
,
止血法
,
ショック-出血性
,
蘇生
,
微小循環
,
輸血
,
リスク
,
臨床プロトコール
,
緊急手術
,
プレホスピタルケア
,
病態生理
Keyword:
Emergency Service, Hospital
,
Clinical Protocols
,
Blood Transfusion
,
Microcirculation
,
Hemostatic Techniques
,
Risk
,
Shock, Hemorrhagic
,
Resuscitation
pp.1074-1080
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023000045
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救急外来では,外傷,血管破裂,産科出血,消化管出血による大量出血に遭遇する.病院到着前(病院前)から大量出血が疑われる出血性ショックの場合には,救命のため晶質液を制限し,早期に輸血が開始できるよう準備する.血液製剤は赤血球:血漿=1:1で使用し,血清フィブリノゲン値は150mg/dL以上を目標とする.確実な止血のため,場面に応じた止血デバイスを駆使する.
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