特集 血液検査がわかる20の疑問
血栓・止血関連検査編 Fib、AT、DD、FDPはどのくらいの時間まで測定可能でしょうか?また、その時の検体保管状況は室温に出しておいたほうがよいでしょうか。それとも測定後はすぐに冷蔵庫にしまっておいたほうがよいのでしょうか?
由木 洋一
1
,
稲葉 亨
1京都府立医科大学附属病院 臨床検査部
キーワード:
Antithrombin III
,
温度
,
血液凝固検査
,
Fibrin
,
Fibrin Fibrinogen Degradation Products
,
生物材料の保存
,
冷却保存
,
Fibrin Fragment D
Keyword:
Blood Coagulation Tests
,
Fibrin
,
Fibrin Fibrinogen Degradation Products
,
Antithrombin III
,
Refrigeration
,
Preservation, Biological
,
Temperature
,
Fibrin Fragment D
pp.758-759
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022260732
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- 文献概要
Fibに関しては2016年に日本検査血液学会が発表した「凝固検査検体取り扱いに関するコンセンサス」では室温で4時間以内の測定が推奨されており、残りのAT、DD、FDPに関しては冷蔵で当日中の測定が望ましいとされています。
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