特集 血液検査がわかる20の疑問
形態検査編 血小板の値が低い場合、「標本上で血小板凝集がないか」「フィブリンが析出していないか」無染色標本で確認することがありますが、血小板凝集やフィブリンを見つけることが難しいです。ポイントを教えてください
中西 良太
1
1滋賀医科大学医学部附属病院 検査部
キーワード:
血小板凝集
,
血小板減少症
,
顕微鏡検査法
,
Fibrin
,
線維素溶解
,
血液塗抹標本
Keyword:
Thrombocytopenia
,
Fibrin
,
Fibrinolysis
,
Microscopy
,
Platelet Aggregation
pp.755-757
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022260731
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血小板数の偽低値の原因である血小板凝集やフィブリンの析出を、無染色標本で判断するためには訓練が必要です。染色標本でのフィブリンや血小板凝集像の観察の仕方、顕微鏡の使い方を習得することで一気に見つけやすくなります。経験を積むことで観察の速度や判断が早くなり、検査効率の向上につながります。
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