特集 悪性腫瘍の早期発見に必要な細胞診の目を養う
早期発見に必要な目の付け所 乳腺
遠藤 浩之
1
1済生会支部新潟県済生会済生会新潟病院 病理診断科
キーワード:
細胞診
,
石灰沈着症
,
乳管癌
,
乳頭状癌
,
乳房腫瘍
,
腫瘍の早期診断
Keyword:
Carcinoma, Ductal, Breast
,
Cytodiagnosis
,
Carcinoma, Papillary
,
Calcinosis
,
Breast Neoplasms
,
Early Detection of Cancer
pp.588-593
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022245563
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乳腺穿刺吸引細胞診は病変部からの直接細胞採取が可能であり、嚢胞内病変や腫瘤径の小さな腫瘤性病変など早期の悪性腫瘍に対しても有用である。乳腺における早期の悪性腫瘍は細胞異型が軽度であることが知られており、鑑別疾患の想定、組織型を意識した細胞観察、悪性と診断できる細胞所見を見逃さないことが重要である。
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