特集 悪性腫瘍の早期発見に必要な細胞診の目を養う
早期発見に必要な目の付け所 口腔粘膜
宇都宮 忠彦
1
1日本大学松戸歯学部 病理学講座
キーワード:
口腔腫瘍
,
口腔粘膜
,
細胞診
,
扁平上皮癌
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
腫瘍の早期診断
,
上皮性異形成
Keyword:
Practice Guidelines as Topic
,
Cytodiagnosis
,
Algorithms
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Mouth Mucosa
,
Mouth Neoplasms
,
Early Detection of Cancer
pp.576-581
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022245561
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口腔粘膜は多種の疾患が存在し、腫瘍前駆病変に先行する「口腔潜在的悪性疾患」や腫瘍前駆病変の上皮性異形成を擁する。これら先行疾患を経た口腔癌の発生過程を考慮した時、そこには角質層をみる表層分化が存在するため、擦過細胞診では表層型細胞の核異型とともに角化輝度亢進を中心とした細胞質の所見が重要である。
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