特集 悪性腫瘍の早期発見に必要な細胞診の目を養う
早期発見に必要な目の付け所 唾液腺
坂本 真一
1
,
安藤 俊範
,
安村 奈緒子
,
齋藤 彰久
,
倉岡 和矢
,
河本 涼助
,
山本 利枝
,
西阪 隆
,
宮内 睦美
,
小川 郁子
1広島大学病院 口腔検査センター
キーワード:
細胞診
,
鑑別診断
,
腺腫-多形性
,
唾液腺腫瘍
,
粘表皮癌
,
リスク評価
,
腫瘍の早期診断
,
乳腺相似分泌癌
,
上皮筋上皮癌
Keyword:
Cytodiagnosis
,
Diagnosis, Differential
,
Carcinoma, Mucoepidermoid
,
Risk Assessment
,
Adenoma, Pleomorphic
,
Mammary Analogue Secretory Carcinoma
,
Salivary Gland Neoplasms
,
Early Detection of Cancer
pp.568-571
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022245559
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多彩な細胞像を示し、異型に乏しい低悪性度腫瘍の多い唾液腺腫瘍では、(1)臨床的特徴の把握、(2)複数箇所からの採取とギムザ染色の併用、(3)悪性の危険度、臨床的対応を主眼に分類されたミラノシステムの利用、(4)代表的な腫瘍型の定型像とピットフォールの理解、(5)補助診断の実施、といった悪性の見落としを防ぐ方策が必要である。
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