Japanese
English
特集 瘢痕を科学する
臨床例
悪性胸膜中皮腫の皮膚転移
Skin metastasis of malignant pleural mesothelioma
笹本 桃子
1
,
澤崎 百合香
1
,
高士 昌之
1
,
高畑 徳子
2
,
柴田 章貴
1
Momoko Sasamoto
1
,
Yurika Sawasaki
1
,
Masayuki Takashi
1
,
Noriko Takabata
2
,
Akitaka Shibata
1
1岐阜県立多治見病院皮膚科
2岐阜県立多治見病院呼吸器内科
1Department of Dermatology, Gifu Prefectural Tajimi Hospital
2Department of Respiratory Medicine, Gifu Prefectural Tajimi Hospital
キーワード：
悪性胸膜中皮腫
,
手術痕
,
皮膚転移
,
血行性転移
Keyword:
悪性胸膜中皮腫
,
手術痕
,
皮膚転移
,
血行性転移
pp.705-707
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004228
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・悪性胸膜中皮腫の皮膚転移の主な経路として直接播種が多数報告されているが，血行性またはリンパ行性転移の報告は限られている．
・自験例では腹部手術痕近傍に血行性に皮膚転移したと考えられた．
・悪性胸膜中皮腫の診断がついていない場合，なんらかの手術痕近傍に生じた皮下結節は悪性胸膜中皮腫の診断の一助となりうるため積極的に生検するべきと考えた．
（「症例のポイント」より）
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