Japanese
English
特集 手こずる皮膚病とありふれた皮膚病
総説オピニオン
疣贅の治療法はなぜ進歩しないのか?
Why hasn't the treatment for warts advanced?
江川 清文
1
Kiyofumi Egawa
1
1アトピアクリニック
1Atopia Clinic
キーワード:
疣贅
,
HPV
,
治療
,
プラセボ効果
Keyword:
疣贅
,
HPV
,
治療
,
プラセボ効果
pp.276-280
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004119
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●疣贅はヒト乳頭腫ウイルス(human papillomavirus:HPV)感染という病因の明瞭な,基本的に自然治癒する疾患であるが,治療に難渋することが多い.
●作用機序を異にする多くの治療法があるが,このことは,いまだすべての患者に一様に有効な治療法がない現状を表している.
●疣贅治療ではプラセボ効果が大きく,各治療法の真の効果がわかりにくい.このことが新規治療法の評価を困難なものにしており,疣贅治療の進歩を妨げる一因になっている.
(「ポイント」より)

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