日常診療に役立つ豆知識
化粧品皮膚炎
関東 裕美
1
1東邦大学医療センター大森病院皮膚科
pp.266-266
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002440
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化粧品は皮膚や毛髪等を健やかに保つために使用されるもので,人体に対する作用の緩和なものであり,私たちの日常生活において欠かせない.一方,皮膚の保湿や遮光,清浄など治療に値する製品から,抗老化・美肌維持など皮膚に特定な作用を期待できる有効成分を含む製品,パック剤やピーリング剤まで種々の機能性化粧品が開発されている.高齢社会となり平和で豊かな昨今,海外輸入化粧品や自家製化粧品など自由に選択でき,私たちの生活に潤いを与えてくれている.選択肢は増えているが,誰もが同じ効果が得られるわけではなく,自身の皮膚状況に適さない製品の使用を続けた結果,化粧品による皮膚障害を生じることもある.
(「化粧品の実態」より)
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