Japanese
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特集 乾癬は奥深い
統計
岐阜大学における妊娠合併乾癬患者6例の治療経験
Treatments for six psoriatic patients during pregnancy in Gifu University
水谷 陽子
1
,
清島 真理子
1
Yoko Mizutani
1
,
Mariko Seishima
1
1岐阜大学大学院医学系研究科皮膚病態学
1Department of Dermatology, Gifu University Graduate School of Medicine
キーワード:
乾癬
,
妊娠
,
催奇形性
,
顆粒球単球吸着療法
,
セルトリズマブペゴル
Keyword:
乾癬
,
妊娠
,
催奇形性
,
顆粒球単球吸着療法
,
セルトリズマブペゴル
pp.746-752
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002124
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女性の乾癬患者の診断時平均年齢は28歳と報告されており1),妊娠・出産時期に一致する.乾癬の多くは妊娠中に改善もしくは悪化することなく経過するため,出産までを外用治療あるいは外用治療+光線治療で乗り切ることも可能であるが,膿疱性乾癬など一部の乾癬患者では妊娠中に重症化するケースに遭遇する.妊娠中の乾癬治療は,母体と胎児の双方に対して効果とリスクを考慮し,慎重に治療法を選択する必要がある.今回われわれは岐阜大学において経験した妊娠合併乾癬患者6例(妊娠回数8回)について文献的考察を加えて報告する.
(「はじめに」より)
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