特集 原因が明らかになった皮膚病
臨床例
抑制波長と増強波長を伴った可視光線を作用波長とする日光蕁麻疹
金城 美江
1
,
上津 直子
,
岡本 祐之
1関西医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
鑑別診断
,
経口投与
,
光
,
日焼け止め
,
Bepotastine
,
蕁麻疹-日光
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Light
,
Sunscreening Agents
,
Bepotastine Besilate
pp.197-200
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018215415
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<症例のポイント>わずかな日光照射でも痒みのある紅斑・膨疹が誘発される日光蕁麻疹を報告した。光線照射テストで作用波長が可視光線であることが明らかとなった。抑制波長と増強波長を伴っていた。可視光線を防御するために、通常のサンスクリーンだけでなく物理的光防御が必要であった。日光蕁麻疹の作用波長は多様であり、適切な生活指導を行うためには光線照射テストで作用波長を明らかにすることが大切である。
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