特集 乾癬-2017
臨床例
膿疱性乾癬の治療中に肺血栓塞栓症を合併し死亡した症例
大槻 友紀
1
,
福武 滋
,
渡邊 京子
,
中野 雅行
1湘南藤沢徳洲会病院 皮膚科
キーワード:
Etretinate
,
血栓塞栓症
,
生検
,
大腿静脈
,
肺塞栓症
,
リハビリテーション
,
致死的転帰
,
静脈血栓症
,
剖検
,
乾癬-膿疱性
Keyword:
Biopsy
,
Etretinate
,
Femoral Vein
,
Pulmonary Embolism
,
Rehabilitation
,
Thromboembolism
,
Fatal Outcome
,
Venous Thrombosis
pp.1283-1286
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018134052
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<症例のポイント>膿疱性乾癬はしばしば死の転帰をとる重篤な炎症性疾患である。自験例はもともと膿疱性乾癬に罹患していた患者が、急性腎不全により長期臥床となった後、リハビリ開始直後に肺血栓塞栓症を発症し死亡した。長期臥床となるような患者、血栓形成のリスクが高い患者については、離床の際に肺血栓塞栓症に注意する必要があるという。教訓となった症例である。
Copyright© 2017 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.