特集 外国語で表現されやすい皮膚病
臨床例
orofacial granulomatosis
三宅 雅子
1
,
立林 めぐ美
,
大磯 直毅
,
川田 暁
1近畿大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
パノラマX線撮影法
,
ムンプス
,
歯根嚢胞
,
歯瘻
,
鑑別診断
,
生検
,
丹毒
,
抜歯
,
サルコイドーシス
,
口腔顔面肉芽腫
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Dental Fistula
,
Erysipelas
,
Mumps
,
Radicular Cyst
,
Radiography, Panoramic
,
Sarcoidosis
,
Tooth Extraction
,
Granulomatosis, Orofacial
pp.167-170
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017143274
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<症例のポイント>歯根嚢胞に対する歯科治療後に症状が改善したorofacial granulomatosis(以下、OFG)の1例を報告した。OFGの病因は不明であり、本邦報告例も少ない。自験例では歯根嚢胞の治療後に治癒したことから、歯原性の慢性炎症が契機となった可能性が考えられた。本症は全身症状を伴わない顔面の特発性肉芽腫性疾患であり、肉芽腫性口唇炎はOFGに含まれると考えられている。
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