特集 肉芽腫性炎症
Crohn病の経過中に出現した肛囲、外陰部の多発結節病変
今長 慶志
1
,
西澤 綾
,
小野 公司
,
佐藤 貴浩
1防衛医科大学校 皮膚科学教室
キーワード:
Crohn病
,
外陰腫瘍
,
肛門腫瘍
,
鑑別診断
,
尖圭コンジローマ
,
免疫組織化学
,
軟性線維腫
,
扁平コンジローム
Keyword:
Anus Neoplasms
,
Diagnosis, Differential
,
Condylomata Acuminata
,
Crohn Disease
,
Immunohistochemistry
,
Vulvar Neoplasms
pp.771-774
発行日 2015年8月1日
Published Date 2015/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015339517
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<症例のポイント>Crohn病に伴う肛門周囲の結節病変は外科領域ではperianal skin tagsと称され、Crohn病の特異病変として扱われている。瘻孔が複雑で二次口が多発するためにskin tagsが多発することが多いが、大陰唇にも結節が出現した報告例はこれまでにない。肛門周囲、会陰部に多発するskin tagsを認めた際はCrohn病を鑑別にあげる必要がある。
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