特集 漏斗胸の治療
術前準備
胸郭変形に対する手術シミュレーション
髙木 誠司
1
Satoshi Takagi
1
1福岡大学形成外科
pp.336-338
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001513
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はじめに
胸郭変形での代表格は漏斗胸であり,その発生頻度は300人から1,000人に1人ともされる1)。漏斗胸手術においては,症例に応じて多少の工夫や術式の変更があり得るとはいえ,現時点での基本術式はNuss(ナス)法である。Nuss法では,患者の体格に応じてさまざまな長さのNussプレートから一つを選択し,それを患者の陥凹変形に応じて適切なカーブを持った形に成型する。そしてこのNussプレートを,胸腔外→肋間を穿通→胸骨裏面→肋間を穿通→胸腔外と誘導し,これを180度反転させることで胸郭陥凹部を挙上し,胸壁形態の矯正を図る。

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