特集 未来を育む:青少年を支えるスポーツ医学
各論 成長期のスポーツの問題点
るい痩・発育不良
鈴木 志保子
1
Shihoko Suzuki
1
1神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科
pp.81-84
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002837
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はじめに
成長期のアスリートの健康問題として,るい痩・発育不良がある。陸上の長距離や体操・新体操のような審美系競技の女性アスリートを中心に,無月経や骨粗鬆症が多いことから,1993年に米国スポーツ医学会(American College of Sports Medicine:ACSM)が,女性アスリートが避けるべき徴候として,無月経・摂食障害・骨粗鬆症を「女性アスリートの三主徴」1)として発表した。その後,ACSMは,2007年に摂食障害の有無にかかわらず,「低利用可能エネルギー(low energy availability:LEA)」によって,「視床下部性無月経」,「骨粗鬆症」に陥ることを新たに提言した2)。

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