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特集 小児臨床検査2024
XIV.腫瘍マーカー
1.小児悪性腫瘍の腫瘍マーカー
Clinical tumor markers for pediatric malignant tumor
佐野 秀樹
1
Hideki Sano
1
1福島県立医科大学附属病院小児腫瘍内科
キーワード:
α-フェトプロテイン(AFP)
,
神経特異エノラーゼ(NSE)
,
尿中尿中バニリルマンデル酸(VMA)
,
尿中ホモバニリン酸(HVA)
,
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)
,
可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R)
Keyword:
α-フェトプロテイン(AFP)
,
神経特異エノラーゼ(NSE)
,
尿中尿中バニリルマンデル酸(VMA)
,
尿中ホモバニリン酸(HVA)
,
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)
,
可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R)
pp.658-661
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002032
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1 腫瘍マーカーの臨床的意義
腫瘍マーカーは腫瘍細胞で産生される物質のことで,腫瘍細胞から直接産生されるものと,腫瘍細胞に反応した細胞から分泌されるものがあり,一般的には血液や尿などの検体を用いて測定される。現在,保険診療で認められている腫瘍マーカーは約40種類あり,診断,治療効果の判定,再発の早期発見,予後の推定等目的に応じて活用されている1)。腫瘍マーカーはある種の癌に特異性が高いものもあれば,複数の異なる癌種に関連するものも存在する。
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