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特集 小児臨床検査2024
XIII.感染症検査
3.細菌感染症 1)A群レンサ球菌抗原検査
Streptococcus pyogenes antigen test
桜井 博毅
1
Hiroki Sakurai
1
1宮城県立こども病院リウマチ・感染症科
キーワード:
迅速診断キット
,
Mclsaac criteria
,
GAS保菌者
Keyword:
迅速診断キット
,
Mclsaac criteria
,
GAS保菌者
pp.593-595
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002014
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1 検査の意義と適応
A群レンサ球菌抗原検査は,検体に咽頭拭い液を用いてA群β溶血性レンサ球菌(GAS)による咽頭炎を診断するための検査である。小児の咽頭炎は,小児科外来で多く遭遇する疾患であり,表1に示すように多くの微生物によりひき起こされるが,日常診療ではGASによる咽頭炎であるのか,非GASの咽頭炎であるのかがその後の治療方針に大きく影響する。
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