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特集 小児臨床検査2024
Ⅹ.アレルギー検査
2.気道過敏性試験―運動負荷試験も含む
Airway hyperresponsiveness test ― including exercise challenge test
長澤 功多
1
,
手塚 純一郎
1
Kota Nagasawa
1
,
Junichiro Tezuka
1
1福岡市立こども病院アレルギー・呼吸器科
キーワード:
喘息
,
喘息-運動誘発性
,
気道過敏性試験
,
運動負荷試験
Keyword:
喘息
,
喘息-運動誘発性
,
気道過敏性試験
,
運動負荷試験
pp.322-325
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001947
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1 検査の意義と適応
気管支喘息は,気道の炎症と気道過敏性の亢進が基本病態である。気道過敏性検査は気道過敏性を客観的に評価する検査であり,喘息の治療を行っているにもかかわらず咳嗽や喘鳴が遷延する場合や,運動時に喘鳴や呼吸困難が出現する場合などに気管支喘息の診断目的で行う。また,過敏性を定量化することができるため,とくに重症喘息患者で長期管理薬によりコントロールが良好となった状況での治療薬の減量・中止の指標としても有用である。
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