特集 これからの学校医~いろいろな子ども集団との連携
各論
健康教育・いのちの授業 ホスピス・緩和ケア領域から学ぶいのちの授業
小澤 竹俊
1
OZAWA Taketoshi
1
1めぐみ在宅クリニック
pp.359-363
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001557
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はじめに
日本の国民の死因を年代別にみると,10~39歳の死因1位は自殺である1)。また,不登校の生徒数は年々増えている2)。現代の子どもたちが抱える問題として,いじめ,不登校,自殺など,きわめて重要な課題がある。子どもたちに,いのちの大切さを伝えるために,さまざまな形でいのちの授業が各地で展開されている3~6)。筆者は,2000年より,主にホスピスで学んできた対人援助(スピリチュアルケア)のエッセンスを子どもたちに伝えるための活動を続けてきた7)。
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