特集 オンライン診療
直接の診療以外へのオンラインの応用(保険診療範囲外)
オンライン医療相談の可能性―産婦人科・小児科オンラインのエビデンスから
橋本 直也
1
HASHIMOTO Naoya
1
1株式会社Kids Public代表取締役/小児科医
pp.2003-2006
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000500
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はじめに
オンライン医療相談はあくまで相談であり,具体的な診断名を伝えることや処方を行うことはできない。しかし,その気軽さから,利用者と医療者の距離を縮めることができる。医療施設で待っているだけでは届かない疑問,不安,時には孤立にリーチを可能とする。産婦人科,小児科医療の対象者は医療全体のなかでも圧倒的に若年層となる。彼らが今,日常で何を主たるコミュニケーション手段として用いているか,常にアンテナを立てておくことが重要である。それは現時点においてスマートフォンであり,SNSであることは自明である。「医療者にオンラインで相談をする」その行為が,人々の健康にどう貢献しうるか,エビデンスとともにまとめる。
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