オンライン診療における多職種の役割

はじめに

　オンライン診療は，僻地や離島に在住する糖尿病患者や喘息患者など限られた対象の利用が前提とされてきたが，2015年8月の厚生労働省による「情報通信機器を用いた診療に関する事務連絡」により，オンライン診療が離島や僻地以外においても実施可能であることが明文化され^1），その後，都市部でも広がりをみせ，北海道から沖縄までの幅広い診療科で利用されるようになってきた。2018年4月からはオンライン診療料，オンライン医学管理料など4項目が診療報酬として新設されている^2）。