特集 多職種連携による透析医療
3.透析医療における多職種連携―職種別の役割(4)理学療法士の役割
大原 佳孝
1
,
前田 純依
1
,
白川 優子
2
1宝持会池田病院総合リハビリテーションセンター・理学療法士
2宝持会池田病院看護部・看護師
キーワード:
理学療法
,
腎臓リハビリテーション
,
高齢透析患者
Keyword:
理学療法
,
腎臓リハビリテーション
,
高齢透析患者
pp.267-271
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002069
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高齢透析患者の割合が増え,透析患者の身体特性は透析合併症のみならず,フレイルやサルコペニアなど老年期症状も加味されることで,要介護認定者が増加している.地域医療が推進され,地域完結型医療へと変化するなか,透析患者が安全な在宅生活を営むにあたっては課題が多い.理学療法士は,運動療法を行うことで運動耐容能や歩行能力など身体機能の改善を図る.しかし透析は生涯続く医療である.その経過のなかで生じる患者の身体的変化に対応しながら,“生活”に着目して,多職種と連携し,患者が安寧な生活を築くためのソーシャルワーク的な実践も行う必要がある.
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