特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(10)分娩時〔産科処置〕
83.双胎の経腟分娩:後続児の分娩のコツと落とし穴
林 周作
1
Shusaku Hayashi
1
1大阪母子医療センター産科
キーワード:
combined delivery
,
骨盤位経腟分娩
,
後続児
,
双胎経腟分娩
,
内回転
Keyword:
combined delivery
,
骨盤位経腟分娩
,
後続児
,
双胎経腟分娩
,
内回転
pp.276-278
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002898
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はじめに
双胎の分娩様式の方針は医療施設によってさまざまであり,大まかには双胎の全例を選択的帝王切開分娩とする方針と,条件を満たす場合に経腟分娩を試みる(trial of labor:TOL)方針に二分される。施設ごとに定めるTOLの条件には,先進児・後続児の胎位,分娩週数,推定胎児体重が挙げられる。筆者の施設では,先進児頭位,妊娠34週以上,推定胎児体重1,800 g以上を条件とし,妊婦と夫の同意が得られた場合にTOLの方針としている。双胎のTOLでは後続児の分娩時に専門的な技術を要することや,特有の合併症が起こることがあるため,分娩に立ち会う産科医は対応できるように準備を整えておく必要がある。

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