特集 周産期から広がるファミリーセンタードケア
NICUでのファミリーセンタードケア
NIDCAPとともに育む―周産期から家族のその後につながるファミリーセンタードケア―
近藤 雅楽子
1
KONDO Utako
1
1東京都立墨東病院新生児科
pp.852-856
発行日 2026年8月10日
Published Date 2026/8/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002796
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はじめに
妊娠22週,切迫早産で突然入院となった母親とその家族に,新生児科医としてプレネイタルビジットの場で会う。両親はしばしば,「この子は助かるのでしょうか」と問い,「助かったとして,後遺症はあるのでしょうか」と尋ねる。超早産期の出産は,家族にとって突然訪れる危機である。医学的には,救命,蘇生,合併症,長期予後について説明し,出生後の治療方針を共有することが求められる。しかし家族にとっては,それだけでは十分ではない。まだ会ったことのないわが子をどのように思い描けばよいのか,NICUで赤ちゃんにどのように関わることができるのか,そして自分たちは親として何をしてあげられるのか,自分たち家族の将来はどうなるのか。その問いに寄り添うことから,周産期のファミリーセンタードケアは始まる。

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